鹿児島県社会福祉法人経営者協議会

本会は社会福祉施設の経営主体である社会福祉法人にかかわる基本的課題を調査検討し、かつその実践をはかり広く成果を関係者に供し、社会福祉の発展に寄与することを目的としています。
鹿児島県社会福祉法人経営者協議会

ごあいさつ

このたび、社会福祉法人経営者協議会の会長に選任されました久木元司でございます。

 社会福祉法人制度改革の本格施行を迎える中での職責に責任の重さを痛感致しております。

 日本ではバブル崩壊後、失われた10年や20年(lost generation)という言葉がよく使われますが、この失われた年月の中で経済が停滞し、社会福祉の構造改革も凄まじい勢いで進められました。この間、規制緩和など、様々な見直しが進められ、福祉も例外なく、むしろ一番の改革の柱に据え置かれ、改革が断行されました。これからもこの改革の流れは更に激しさを増していくものと思われます。

 いわゆる内部留保問題を皮切りに、社会福祉法人への風当たりが非常に厳しく、社会福祉法人のあり方について、国民的な議論になりました。非課税法人で公益的取組が求められているにもかかわらず、生活困窮者支援や刑余者支援など福祉制度の狭間におかれている方々への取組が十分に行われていないこと等も指摘され、厳しい論調で批判されたことも記憶に新しい所であります。これら公益的活動に組織的に取組む基盤ができていないのではないかなども指摘されて、今回の社会福祉法人制度改革に至っております。

 社会福祉法人は、これまで半世紀にわたり措置制度のもとで、行政の代替機能として地域の福祉を支えてきたとの自負があり、契約制度移行後も地域において身近な存在として地域密着で真摯に取り組んできたという強い思いもあります。このような批判に対し、多くの社会福祉法人関係者は戸惑いを感じているところも少なくありません。ただ、規制緩和が進み、営利を目的とした株式会社等の参入が相次ぐ中、社会福祉法人自体の存在感が薄れてきていることも事実であります。今まさにこれらの社会の変化にどう対応していくかが問われているものと思われます。

 数年前、栃木県においてNPO法人「うりずん」の理事長とお会いする機会がありました。理事長は医者で重症障害児者の在宅医療を中心に地域医療を支えている方でありますが、その中で何件もの障害児者の在宅での看取り(ターミナルケア)を経験されたそうであります。その経験から、在宅ケアにおける母親に集中する負担を何とか軽減させたいとの思いからNPOを立ち上げ、障害児者へのレスパイㇳケアを始められたそうであります。運営にかかる費用の殆どは寄付によって賄われおり、地域の方々や支援者に支えられながら活動が行われておりました。まさに福祉の原点に触れた気がいたしました。

 今思うことは、社会福祉法人は地域においてどのような存在であるのか、何を期待されているのか再認識する必要があると考えています。その上で、社会福祉法人として地域のために貢献できる具体的な実践をさらに進めていかなければなりません。

   これからの皆様方のご支援ご協力を切にお願いし、会長就任のご挨拶とさせていただきます。どうかよろしくお願い申し上げます。




〒890-8517
鹿児島市鴨池新町1番7号(社会福祉センター内)
鹿児島県社会福祉法人経営者協議会
TEL 099(257)9885
FAX 099(250)9358

ページの先頭に戻る